当クリニックでは、診察をより快適に、そして迅速に行うために、AI搭載のインフルエンザ検査機器「nodoca」を導入しています。
従来のインフルエンザ検査と異なり、痛みや不快感を軽減しながら、短時間で結果が得られるのが特長です。
さらに、2025年秋から新型コロナウイルス感染の可能性を判定するスクリーニング機能も搭載されました。
「nodoca」は、新規の医療機器として厚生労働省からの承認を受け、検査は保険適用となっており、従来の検査と同等の費用なので、ご安心ください。
「nodoca」とは?
「nodoca」は、「のど」の画像を撮影し、AIが解析することでインフルエンザの可能性を診断する検査機器です。従来のように鼻の奥に綿棒を入れる必要がないため、検査を受けられる患者さんの負担を大幅に軽減できます。
「nodoca」の特長
痛みや不快感を軽減
従来のインフルエンザ検査では、鼻の奥に綿棒を入れるため、痛みや不快感を伴うことがありました。「nodoca」では、口を大きく開けて「のど」の画像を撮影するだけなので、痛みや不快感を軽減しながら検査を受けられます。
短い時間で結果がわかる
「nodoca」は、判定開始から数秒~十数秒で結果が出るため、体調が悪いなか長時間お待たせすることなく、必要な処置を受けられます。
発症早期の診断が得意
従来のインフルエンザ検査は、発症してから最低でも12~24時間以上たたないと結果が十分反映されませんでした。「nodoca」は身体の変化を検出しAIで判定することから、熱が出てすぐでも高い検査精度で結果を反映することができます。
周囲の人の感染予防にも貢献
従来の鼻に綿棒を入れる検査では、くしゃみや咳が誘発されることがあり、検査中に周囲へウイルスが拡散する可能性がありましたが、「nodoca」は「のど」の画像撮影のみで検査が完了するため、検査時の飛沫拡散を抑え、院内での感染対策にも繋がります。
「nodoca」の注意点
鼻の検査との使い分け
発症から24時間以上経過すると、「nodoca」よりも従来の迅速検査で結果がしっかりと反映されるようになります。そのため、発症から24時間までは「nodoca」を選択し、発症から1日以上経過している場合は、従来の鼻からの検査をおすすめしています。
適応は6歳以上
6歳未満のお子さんに関しては、臨床試験上、有用性が確立していないため、従来のインフルエンザ検査での実施が必要となります。
おおむね5秒以上、口を開けておく必要がある
口を大きく開けた状態での診察が難しい方や、咽頭反射が強い方(「のど」の診察でオエッとなりやすい方)も検査が難しい可能性があります。
インフルエンザA型/B型の判定はできない
インフルエンザと判定されたかどうかのみが結果として出ますので、インフルエンザA型かB型かの区別はできません。なお、治療方針はインフルエンザA型かB型かによって変わりませんのでご安心ください。
また、新型コロナウイルス感染のスクリーニング機能は、インフルエンザの判定と性能が異なります。新型コロナウイルス判定保留となったり、確定診断が必要な場合には、抗原検査の追加をおすすめしています。
お気軽にご相談ください
急な発熱、インフルエンザ感染症の疑いがある場合、ぜひお気軽にご相談ください。「nodoca」を活用した診察で、不安を少しでも和らげるお手伝いをいたします。





